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『彼岸花』(ひがんばな)は、小津安二郎監督による1958年製作・公開の日本映画である。小津の監督作品としては初のカラー映画。松竹大船撮影所製作、松竹配給。日本では同年9月7日に公開された。 == 解説 == 太平洋戦争後、鎌倉に暮らし、作家の里見弴と親しくしていた小津が、里見の原作をもとに野田高梧と共同でシナリオ化した作品であり、2年後の『秋日和』もこの方式で作られることになる。松竹の監督だった小津がライバル会社大映のスター女優・山本富士子を招いて撮った作品であり、そのお返しとして翌年、小津は大映で『浮草』を監督することになる。山本以外にも有馬稲子、久我美子という当時の人気女優たちが競演して小津初のカラー作品を華やかなものにしている。 初めてのカラーとなった本作を製作するにあたり、小津は西ドイツ(現ドイツ)のアグフア(現在のアグフア・ゲバルト)社のカラーフィルムを選んだ。当時の映画用カラーフィルムは実質的な選択肢として、アメリカのコダック、西ドイツのアグフア、日本の富士フイルムの3つがあったが、その中で小津がアグフアを選んだ理由は赤の発色の良さであり、かねてから小津のためのカラーフィルム選定をしていたカメラマンの厚田雄春がドイツ映画『』(監督、1957年)を見ての色の良さを気に入り、小津も同感して決めた〔厚田雄春・蓮實重彦『小津安二郎物語』、筑摩書房、p.260〕。作品中でも小道具としてさりげなく赤いやかんが用いられている。また、料亭の場面などで使われた器や茶碗、装飾品類はすべて本物の書画骨董であり、総額は2,000万円にも上った〔。 佐分利信、中村伸郎、北竜二が演じる旧友三人組は『秋日和』でも形を変えて再登場することになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「彼岸花 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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